まほの毎日

夫と子ども二人と地方に住んでいます。日常を書きたいと思います。

20220920_ヨーロッパの出生率向上

SNSでヨーロッパの少子化対策で「うまくいった例」についての話題を目にした。

 

スウェーデン救った「子への投資は国の将来への投資」: 日本経済新聞

ストックホルム大学准教授 リビア・オラー氏の寄稿

出生率が低下した1930年代、多くの女性が働くようになっていた。

出生率低下は女性の社会進出のせいとみなされていた1934年、ミュルダール夫妻は働く女性が子どもを産み育てるのが難しい社会の方に問題があると主張し、子育てを社会全体の責任で負うべきとした。これが現代のスウェーデンの家族政策の礎となった。

・1971年に家族ごとの課税から個人への課税に変更。既婚女性が働くインセンティブとなったため、出生率は一時落ち込んだが、政府は公的保育制度を構築開始。2002年にマックス・タクサという制度を導入し、親が払う保育料に上限を設けた。第一子の場合、世帯収入の3%まで。

・男性の育休制度を1974年に導入。95年には育休の割合を父親と母親のそれぞれに割り当てる制度導入。父親の割合は母親に移すことができない。このため雇用主の理解も進み、女性の職場での立場が良くなる。これは労働市場が男女平等を実現するための重要なステップにもなる。

------------------------------------

上記を出生率推移のグラフと確かめると、2000年に向けて落ち込んだ出生率は2002年のマックス・タクサ以降上昇し、現在も1.7という水準で踏みとどまっている。

 

 

source: the world bank