まほの毎日

夫と子ども二人と地方に住んでいます。日常を書きたいと思います。

20221018_免許返納

70代の運転する車が事故を起こしたというニュースを見た。

 

JR長崎駅前で路面電車軌道に車進入し縁石衝突 運転の高齢者ら搬送 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

高齢者の運転は、池袋での事故以来、社会の問題として認識されるようになった。にもかかわらず、返納率は75歳以上で4.72%と驚くほど低い。

 

高齢者の免許返納は2年連続減少~5月からは「運転技能検査」「サポカー限定免許」導入 |ニッセイ基礎研究所 (nli-research.co.jp)

 

自分の親世代が後期高齢者になり、周囲でも親を説得する人が出てきた。この数字を見るまでもなく、みんな難航している。

 

親を説得し、「うんうん、わかった」という言葉を引き出した。親は翌日、隣県へ観光に遠出した。というのは近しい人の話。

 

現状、高齢者の免許返納を促すのは、半ば子供の務めのようになっているが、本当にそうだろうか?今までの数十年間の習慣を変えるのも、便利さも手放すのも、自分の老いを認めるのも、とっても難しいことなのは、わかりきっている。それを親子関係が悪くなる前提で説得を試みたり、今後起こるかもしれない他人を巻き込んだ事故への責任を感じて震えたりする必要はあるのか?

 

免許は与えた者が返納させるべきだというのが私の考えだ。マイナカードに健康保険証と運転免許証の機能が組み込まれることが決まった。これを機に、〇歳まで運転可、というのをデジタル的に管理できるようにするべきだと思う。そして、自動運転が実用化されたら変更できる余地を残しておけばいい。

 

このまま、車の技術向上が危険運転を何とかしてくれる、と期待しながら何もせず、事故が増えるままにしておくべきではない。