まほの毎日

夫と子ども二人と地方に住んでいます。日常を書きたいと思います。

20221019_小栗忠順

NHKスペシャルの新・幕末史の第一集。

新・幕末史 グローバル・ヒストリー 「第1集 幕府vs列強 全面戦争の危機」 - NHKスペシャル - NHK

 

ヨーロッパの列強にとって、日本は中国の足掛かりという重要な地政学的条件を備えており、ロシアは対馬からの日本占領を試みるが幕府はイギリスを頼りそれを阻む。

 

イギリスは日本占領も視野に入れるが経済性から断念、代わりに経済面からの支配を狙い、駐日英国公使ハリー・パークスは幕府に関税引き下げを迫る。口実は下関条約での賠償金を割り引くため。

 

幕府はイギリスの要求を呑まざるを得なかったが、幕府の勘定奉行小栗忠順は対抗策を講じる。

 

関税引き下げは、外国製品が安くなることで国内産業を破壊するリスクがある。そこで、貨幣の供給量を増やし、インフレを醸成し、円安状態にすることで、外国製品は実質的に安くはならず、国内市場を守ることができた。

 

具体的には、万延二分金という、江戸時代最後に発行された金貨について金の28、銀71という含有率にし、限られた金で沢山の通貨を発行するために金含有率を下げた。

 

これを一人の人物が考えたのか。すごい人物だ。