まほの毎日

夫と子ども二人と地方に住んでいます。日常を書きたいと思います。

20220602_今年の春も

今年の春も、風見しんごさんの、JA共済による一面広告を見た。

 

風見さんは15年前、当時10歳の娘さんを通学時に交通事故で亡くされ、通学路の安全を訴えて活動を続けている。風見さんの悲しみと後悔の大きさを思う。そして、発信して社会を変えようとするお心に打たれる。

 

昨年は千葉県八街市で下校中の小学生5人が死傷する痛ましい事件もあった。社会の関心も高まっている今、大人が子どもの命を守る行動をとることが当たり前の社会になることを願うし、私もその一員となりたいと思う。

 

◆小学生の事故について

警察庁「令和3年における交通事故の発生状況等について」を見ると、過去10年あまりで全年齢での交通事故死者・重症者が減ったのに伴い、小学生の交通事故での死者・重症者は6割弱減っている。子どもの数がすごい勢いで減っているからそれを調整してみても5割の減少。

 

それでもなお、令和3年は、全国で424人の小学生の命が交通事故で失われた。ショックな数字だ。

 

シーン別だと下校中が一番多い。スクールゾーンの車両規制は朝の時間帯に設定されているから、下校時間は乗り入れ自由だもの。

 

(表は上記警察庁のデータより)



◆高齢者の事故について

内閣府のまとめた「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策について」によると、高齢運転者は自分からガードレールとかにぶつかって運転者自身が亡くなる単独の事故が多い。でも、そもそも認知機能が落ちているのだから、危いことには変わりない。あれーっ?て行っちゃった先に何があるか。。。2022年、75歳以上の免許更新が厳格化されたそうだけれど、返上義務化はないだろうな。。。

 

 

◆飲酒運転について

飲酒運転はかなり厳しくしたこともあって減ってはいる。八街の事件を受けて、今年、社用車使用にあたってのアルコールチェックが義務化。悲しい事故がもっと減りますように。(表は警察庁より)



◆子どもの視野

よく言われることだけれど、子どもの視野はとても狭い。6歳で左右が90度、上下が70度、対して大人は左右が150度、上下が120度らしい。子どもの不注意だけを責められない。

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警察は、やってます感満載のわかりやすい資料を作るのが得意だなと思う。私みたいな単純な人は色々見ていると影響されて、すっかり怖くなってしまう。

 

そういうこともあり、私は子どもの通学は安全なポイントまで付き添っている。

 

道路整備、法改正、運転者の意識改革、など進んではいると思うけれど、未整備の通学路は全国7万6千か所以上(令和3年10月末、国土交通省)。対策を待っている間にも事故が起きてしまう。

 

学校は子どもの自立のために一人で登下校させてくださいと言う。けれど、自立が多少遅れたって、命と引きかえにはできない、と私は思っている。