まほの毎日

夫と子ども二人と地方に住んでいます。日常を書きたいと思います。

20220708_男女共同参画白書④

男女共同参画白書を見ていると、それは男尊女卑の価値観から脱却できていない日本の現実を色々な切り口から見せてくれている。男性の意識変化が必須だと思うけれど、年代によってその傾向には濃淡がある。お年寄りは昭和マインドのまま人生を全うするだろうし、若い人は男女平等が当然と思う人も多い。私が思うその分かれ目は、高校の家庭科教育の有無じゃなかろうかと思う。

 

男女共同参画の意識をもって高校での男子家庭科必須がスタートしたわけだから、カリキュラムにはそれに沿った視点が含まれている。

 

そういった教育を受けたか受けなかったか、または社会がそのような教育の必要性を感じているという世の中の流れを感じていたかで、共同参画の意識は全然違っていてもおかしくない。

 

だから、男子高校家庭科必須化が行われた1994年に高校を卒業した昭和50年生まれ以上の男性には、家庭科教育の機会を今からでも作ったらどうか。健康を維持する家庭料理教室や家庭経営の方法などを、夜の学校や公民館なども活用して、彼らが失った家庭科教育の機会を補てんするのだ。

 

それから若い世代に向けて必要だと思うのは、教師のクオーター制だ。家庭科教師が全部女性だったら、全然説得力ないじゃない。子供はそういうところを敏感に感じ取っている。