20220711_教育基本法
安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。
安倍元首相が長期政権時代にしたことに教育基本法改正がある。今の本業が子育てなのに、16年前に改正されたこの法律はどう変わったのか知らなかったので、新旧対照表を確認してみた。
全体的に、戦後直後に作られた法律が現代と合わなくなっている部分を加筆・削除してアップデートしたように思った。
気になったところは以下
〇家庭を第一義的な子育ての責任の所在と法律で定めたこと
第十条 父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに 自立心を育成し 、 心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
⇒努力目標だとしても、そんなこと法律に言われること?ごはんの食べ方とか靴のそろえ方とか、そんな家庭によって程度も方法も異なることを。気持ちが悪い。どっちかっていうと、家庭から社会にその責任の所在を出して行くことが今の社会(16年前だとしても)が求める事じゃないの?
〇前文に書き加えられた「伝統を継承し」のくだり
⇒継承したいのは日本の男尊女卑&家父長制的な伝統じゃないの?という勘ぐり。
〇教師に課せられた「崇高な使命」
⇒そりゃ教育は大切でやりがいのあることだろうけれど、教師もひとつの職業だと思う。犯罪以外の他の職業も崇高だと思うけれど。言葉遣いが気持ち悪い。
自分の子どもに生活に必要な習慣を身に付けさせるよう、自分が法律で縛られていることにびっくりした。