20220830_利上げ耐性
夏休み中の日経新聞2022年8月10日付記事
『債務膨張「利上げ耐性」弱く』より
国、民間企業、家計の各セクター別の利上げ耐性について
国:
22年3月末の普通国債残高は1000兆円(!!!)規模
1%の金利上昇で25年度の元利払いは3.7兆円増加
⇒そもそもの債務規模が大きすぎて大きな影響にはならない
民間企業:
22年3月末の借入残高は469兆円
この内、コロナ禍の無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の実行額は21年末に42兆円で過剰債務状態。9月の申込期限ギリギリで駆け込みもあると思われ、まだ膨らみそう。
利子補給は当初3年間だから、早いところは来年5月には利払いが始まるんじゃないかな。
⇒過剰債務状態だから、金利上昇は企業倒産に直結する。ほかに燃料価格の高騰など諸問題も山積。
家計:
22年3月末の借入残高は357兆円
変動での住宅ローンが増えていて、全体の73.9%が変動で契約(!!!)。
記事によると1%の金利上昇で家計全体で1.1兆円の負担増と。
これを首都圏の平均的なマンション価格の6千万円にあてはめて計算すると、年間184,874円UPと!!!これ、きついよ!?
⇒利上げできないわ。。。