20220831_中年男性の孤独感
7月に男女共同参画白書を見たとき、孤独を感じている中年男性の割合の多さが際立った。日本にも、孤独・孤立対策担当室が設置され、坂本哲志担当大臣が就任されている。いまひとつ世の中に周知されているとは言えないけれど、相談窓口の設置を筆頭に、関連NPO法人への助成、様々なキャンペーンを打ち出している。
孤独・孤立対策|内閣官房ホームページ (cas.go.jp)
なぜ男性だけ、それも中年になって孤独になるのか思い当たる理由がなかったところ、夏休み中に読んだ新聞記事が目から鱗だった。
経済教室のページだったが、この記事が同じ問題点を指摘している。
中高年男性は、女性に対して古い価値観から傍若無人にふるまうことも多い(私見です)けれど、彼らもまたジェンダー不平等からの不利益を被っているという話。
↑の記事では、男女ののコミュ力の差から男性の孤独を論じていた。私見では、男性優位社会において、男性は男らしさの呪いをかけられている。仕事や恋愛・結婚で困難を抱えた人は、男らしくいられなかった、という思いを抱く。男らしくいられなかった自分への自信を失い自分の殻に閉じこもってしまう、あるいは男らしさを見せるために攻撃的になるなど、あるんじゃないかな?