まほの毎日

夫と子ども二人と地方に住んでいます。日常を書きたいと思います。

20220901_戦争を考える番組

私にとって8月のイメージは、セミしぐれ、ひまわり、麦わら帽子姿で迎える悲惨な戦争の終わり、というイメージがある。そうした体験を実際にしていないにも関わらず。

 

毎年のように8月と12月は戦争を振り返るTV番組が放映される。この夏は、こうしたNHKの番組をたくさん見た。

 

特に印象に残ったのが、(番組名は後で思い出す)日中戦争~太平洋戦争を経済面の流れを押さえつつみていく番組だ。

 

まず、盧溝橋事件~満州国成立。日本は日清戦争日露戦争で勝利し一等国になったとの自負を抱えつつ、戦勝の実益をもらえなかったという思いを持っていて、国内の農村は貧しいまま、ブラックマンデーのあおりも受け不況に。軍部が力を増し、新しく土地を広げようと中国へ出ていったが、日中戦争は泥沼化。

 

世界中で日本は中国から出ていけ、と言われ、資源の供給をストップされる。なければ奪取せよと、海軍が真珠湾攻撃を行い、東南アジアの石油など資源をゲット。海軍は早々に講和に持ち込む予定だったけれど、日中戦争で戦果があげれられていない陸軍はそんなことはできないと拒否。

 

そこに、ウヨウヨと湧いて出たのが新しい土地でできた権益の甘い汁を吸おうという実業家たち。もっともっと、とせがむ。

 

そんな声にこたえるため、オーストラリアまで手を伸ばす。そこは、日本からの補給ができないので、反対意見もあった。だけど、ご都合主義の神風パワーで乗り切ろうとする。

 

こんなことのために、現地の人も自国の人も、大勢の人たちが命を落とした事実は大変重い。そして、何も決まらない会議みたいなの、今でも大小なりとも日本中あるじゃない?は日ごろからはっきり意見を言いあって、それを重ねて、よりよい解を探ろうと努力していないと、人命がかかってからではいきなりできない。自分の周りの半径5メートルほどの小さな場所であっても、自分も相手も尊重できる話し合いのトレーニングを積んでおくべき。