20220617_若者の投票率
NHKクローズアップ現代「崖っぷち!?“投票率”は上がるのか」を見た。
崖っぷち!?“投票率”は上がるのか - NHK クローズアップ現代 全記録
有権者の人口が多く投票率も高いため、政治は高齢者を向きがちだ。番組では、40代以下の若者の投票率が1%下がるごとに、年額27000円の負担増になり、将来的に社会保障費の格差が年額33000円になるという。
投票をしなければこんなに損をしますよ、という数字を示されたゲストの鈴木福さんのコメントがすごいなと思った。
鈴木さんは、世代間の不均衡を止めるために投票をすることは必要かもしれないと指摘した上で、「ただ、だからといって「僕らが投票しなかったら変わらない」というのもおかしいなとは思います。」と言った。
若者も、高齢者も、政治家も、一緒になって将来のことを考えていく世の中であってほしい、と。
多分だけど、これが多くの若者の本音じゃないかなと思った。
若者は、高齢者だけ得してずるい、なんてちっとも思っていないと思う。もっと純粋だから、まさか大人の世界がこんなに子どもや若者をないがしろにしているなんて、腑に落ちない。特に善良な大人に囲まれて保護されて育ってきた子達に選挙権を与えておいて、世の中は序列で動いているよ、ほら!と現実を見せて恐怖をあおることは無意味だ。
だからこそ、冒頭に紹介された山形県の取組はいい。政治参加するのは楽しいことだ、と教える。それが自然であたりまえなことなんだよ、と。
教育に大事なのはやはり環境だなぁと思った次第。