まほの毎日

夫と子ども二人と地方に住んでいます。日常を書きたいと思います。

20220916_教育格差

DXにより、学校の先生に求められるものは、授業法に代わり、子ども達の個性や特性に合わせたより良い学習支援法を高め実施することになると思う。昨日の続き。

教育格差の処方箋(上) 幼少期の学習支援、最重要: 日本経済新聞 (nikkei.com)

教育格差の処方箋(下) データで実態把握・効果検証: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

要旨
・どんな環境に生まれた子供でも、教育を通じて成功する機会が平等に与えられるとの理念の下、多くの国で義務教育や助成が行われてきた。しかし現実は生まれおちた環境によって不平等が生じている。

OECD加盟国で社会的・経済的階層が上位25%は下位25%より数学と読解力の成績が大幅に良い。日本は数学の平均点が非常に高いが、それでもなお下位25%の子どもの成績はOECD全加盟国平均を大幅に下回る。

・不平等の多くは非認知能力を育む4歳までの時期に現れるため、養育者の時間的・経済的余裕の有無が格差になってしまう。

・大学に行くことが最善、できればよりよい大学に、という現在の単一な価値観が、教育不平等の余波を拡大させている。大学進学以外の経済的成功への異なる道筋を用意する取組が必要。

・まずは国内でデータをしっかり取って分析して結果を出すべし。

・そして、教職課程で教育格差を必修科目にすべきで、現職の戦線への教育格差研修の必修化も急務。一般的に教職を目指す学生は高SES家庭出身だ(不利な生まれの子への共感が薄い)。


最後の項目は特に同感だ。発達障害の子どもたちへの対応にしても、学校の先生達の誤った発言や指導が指摘される事例も多くみられる。発達障害が何たるか、どういった発出がありどのように指導するかの研究が進み、世の中に周知されてきている。先生たちへの研修を一層深める必要があると思う。